アフリカなんて、一体何が必要なの〜?と焦るばかり。情報を集めすぎて必要のないものを持っていったり、本当に必要な物が足りなかったり。サファリに行こうとしているのだったら少しは参考になるかも。私達の行ったのはゴールデンウィークでケニアは雨期だったため、乾季の場合と少し異なりますが参考になれば嬉しいです。

■カメラ
サファリでは遠くのものを見る機会が多くなります。普段は使わないという人でもズームレンズ付きのカメラや、オプションでズームレンズを持っていった方がいいと思います。

移動中は砂埃や雨などでレンズが汚れます。ちょっとしたタオルを常備すると便利でした。
フィルムは自分が考えている本数の倍は持っていく!
写真なんてあんまり撮らないという人でも、興奮してシャッターをバシバシ押してしまいます。

遠くに見えるインパラにでも思わずシャッターを…。帰国して現像してみたら、ゴミつぶくらいのインパラちゃん。一生懸命説明しても、誰も分かってはくれないもの。

旅の後半に近づいて慣れてくると必要以上に撮ってしまう事がなくなります。そして、いざ大物に出くわした時に、フィルムの枚数を気にしながらシャッターをきる事に‥‥。というパターンは絶対さけましょう。

ペースを考えて写真を撮るのではなく、素人なら素人らしく、撮りたい時に撮りたいだけ撮るために、惜しまずフィルムは持っていくべし!!
■服装
日中は天気が良いのでTシャツパンツで十分でした。ただ暖かいと言っても、虫に刺されたりするので短パンは危険!
通気性のよい足が隠れるパンツがよいでしょう。

日射しが強いので帽子サングラスなどを持っていった方が良いです。焼けたくない人は日焼け止めは必須。たった数時間外にいただけでもしっかり焼けます。特に首元は注意。

朝晩は冷え込むので長そでのトレーナーフリースなどの暖かめの上着が必要です。サファリドライブ中も夕方になると風が冷たいので脱ぎ着出来るような上着がよいでしょう。 突然の雨などにも対処出来るようにウインドブレーカーのようなものがベスト。

寝る時はロッジにエアコンなどというものはありませんので、それほど冷えませんがあまり薄着でない方がいいと思います。
季節にもよりますが室内で着る用のトレーナーなどで十分です。 長そでのTシャツのようなものも一枚あると便利です。


■双眼鏡
行く前に買おうかどうしようか一番悩んだもの。帰ってからの使う頻度を考えてみても、その値段から言ってもいらないような気がします。

値段の安いものをのぞいてみると、ちょっとの揺れにもクラクラ〜。サファリカーの中でそんなものをのぞいたら酔いやすい私は確実に具合が悪くなりそう。という訳で、今回のツアーには持って行くのはやめました。

実際行ってみると、動物を探すのはドライバーさん達の方がすぐれているし、動物を見つけたとしたらかなり近くまで車を移動してくれるから、それ程双眼鏡は必要なかったように思います。

それよりも裸眼で遠くのものを一生懸命見る機会なんて都心にいたら考えられない事なので、ここぞとばかりに広い大地を見た方がいいと思います。

例えば遠くて見れないものも、目をこらして自分も野生の動物になった気で集中して見る。こんなに素敵な事はそうそうないですよ。
■シリング
一体いくらケニアシリングに両替えしたらいいのか。
ケニアの物価はそれ程安いものではありません。私達が行った時には1ケニアシリング=1.7円くらいでした。

とはいえ、サファリに行く場合、他の国の旅行と違い食事代も途中の買い物もあまりしないので、それ程多くはいりません。途中のお土産ものやさんでどのくらい買うかでだいぶ左右してくるので、自分の物欲と相談して見て下さい。

もう一つ計算に入れておいて欲しいのがオプションツアー。日本にいる時は他のオプションツアーはいらない、サファリにいければいい!って思っていたのに、いざ現地に行ったら魅力的なツアーがたくさん。

そのつどガイドさんから「どうしますか?」と聞かれ、内容を聞いたら「ん〜、行きたい!」となってしまうもの。ツアーはケニアシリングとドルに対応しているので、ドルを多めに持っていれば対応できます。

ツアーの説明は「レポート」のコーナーにもあるのでご参考に。


■クスリ

一緒に行ったツアーの中には体調の悪くなる方がたくさんいました。それほど食事などでアタるという事もないのですが、何が起きるか分かりません。心配な方は普段使っているクスリを持つといいかもしれません。

ただ日本のクスリでは効かない事も多く、ロッジにドクターがいますので、往診してもらい適切なクスリをもらう事も出来ます。正露丸等では治らなかった腹痛も、現地のクスリでかなり早く回復していました。現地のドクターはきちんとした人で、とても丁寧だったし、ロッジのスタッフも優しかったですよ。

今回具合が悪くなったnarierinaちゃんのレポートが「オマケ」のページにあるのでご参考に。

また病気ではなく、長時間の移動と向こうの道の悪さで車内はかなり揺れます。普段から酔いやすい人なんかは酔い止めを持って行くとよいでしょう。

限られた時間を体調が悪い、という事でロスするのはもったいないし、具合が悪いだけで楽しさも半減するし。せっかく行くのだから用意周到に。
■ボールペン、他
ホテルやロッジのトイレでは特に不便な事はなかったのですが、移動中の公衆トイレではトイレットペーパーはありませんので、ポケットティッシュが必要です。ウェットティッシュなども色んな使い道があって便利です。

それほど乾燥する訳ではありませんが、遠足につきもののアメとかもお好みで。

もう一つ欠かせないのがボールペン。なぜか移動中のお土産やさんでボールペンがないかと聞かれます。

日本製のボールペンを差し出すとだいぶ安くしてくれますし、喜ばれます。事前にその話を聞いていたので半信半疑で数本持っていったのですが、本当にボールペンを持っているか?と聞かれてビックリ。
なんでなんでしょうかね?

使っていなボールペンがあれば、だまされたと思って持って行ってみてください。もしかしたら役に立つかも!